「ひのくにからこんにちは!」

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こんにちは。大村友樹です。
私の個人的な事情から熊本に移住をしまして、パールフルート熊本教室を開くことになりました。
音楽活動もスタートしたところです。
時々九州での様子を書いて行きますのでよろしくお願いします。


使用楽器:管体14k金製ハンドメイドマエスタ
東京芸術大学卒業。在学中、フルートを金昌国、細川順三の両氏に師事。安宅賞受賞、NHK交響楽団、アンサンブル・オブ・トウキョウのエキストラ出演等、実績を重ねる。1991年より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団のフルート奏者。フルートアンサンブル「ザ・フルートカルテット」メンバー。2006年熊本へ移住。平成音楽大学講師。パールフルート教室〈熊本〉講師。児童や高齢者のための音楽普及活動も精力的に行っている。

2007年 6月 2007年 5月 2007年 2月 2006年 12月 2006年 11月

前回に続き山口邦子さんとのインタビューです。

大村:アンサンブル'90はイメージ的に女性フルーティストの団体という感じがしますが。
山口:いえ、そんなことはないです。以前は男性がいたことも
ありました。転勤されてしまったので一時期でしたが。
大村:では“女性”を売りにした訳ではないのですね?
山口:はい。それは、演奏会の宣伝をマスコミにお願いした当時がたまたま女性だけだったので、マスコミが“女性による”というタイトルをつけて下さって、多分当時としてはその方が分かりやすかったんでしょう。私自身は、女性だけとか男性だけとかでは世界が広がらない気がします。
大村:今回一緒に参加させて頂いた印象は、皆さん“若い”ですね。結成時のメンバーはいらっしゃいますか?
山口:はい。安田さんがそうです。
大村:あとの方はたぶん山口さんのお弟子さんですか?
山口:う〜ん、そういう方が増えてますね。
大村:結成時の方はどうされてるのですか?
山口:結婚なさって、旦那さんの転勤に合わせて引越されたり、お子さんが生まれて退団されたり、といった感じです。
大村:なるほど。うちにも子供がいますから、子供が出来てから妻がどんなに仕事がしづらくなるかはよく見てますよ。そんな中今まで17年にも亘って続けるというのはすごいことですね!
山口:ね!自分でもすごいと思いますよ!毎年演奏会が終わる度「わあ!今年も出来たな」という感じですよ。10回を終えた辺りからは辛かったですね。
大村:どういうことですか?
山口:10回まではそれを目指したからいいんですが、そのあとは不安だらけでした。
大村:その不安とはなんだったのでしょう?
山口:メンバーを集めることの不安でしょうか。ある年はほんの数人しか集まらないことがあって、今でこそ笑い話ですが「良かったね名前が『アンサンブル'90』でこれが『フルートオーケストラ'90』だったら出来なかったね!」と。
大村:メンバー集めの他には何かご苦労はありましたか?
山口:それは言えません!!!(笑)
大村:今回“Jr.”という方が4人いらっしゃいますが、これは昔からあったんですか?
山口:たぶん演奏会の第二回目の時にはあったと思います。だから93年からですね。 Jr.の資格というのは『音楽を専門に勉強している、あるいはやろうとしている人』です。
大村:Jr.を設けた理由はなんですか?
山口:やはり女性が多かったので、結婚などで辞めていく方がどうしても出てしまうことです。アンサンブルの質を維持していく上で、代わりとして突然パッと入ってこられてもお互いにうまくいかないので、若い人から育てていこうと思ったのです。だからアンサンブルの勉強もしてもらいますが、同時にコンサートの運営の勉強もしてもらいます。例えばチラシをどういうところに配るかとか、後援をどのようにお願いするか、演奏会当日の進行表の作成、接客の仕方等々。演奏会当日もJr.の出番は少ないのでロビー対応と舞台裏担当に分かれて下働きもします。これらのことは彼等が将来自分でコンサートを開く上でとても勉強になるはずなんです。
大村:そうです。それは大事なことですね!音大出ても全く知らない人も多いですから。
山口:そうそう。案外熊本大学のオーケストラ出身の方のほうが長けていたりしますね。先ほど言った接客マニュアルなんかは、結成時の熊大出身者が作ってくれたんですよ。でもおかげさまで、うちのメンバーは運営能力ではどこに出しても恥ずかしくないと自負しています。今回のメンバーにもJr.出身が何人かいて、このコンサートの段取りなんかは彼女らがテキパキと動いてくれて、Jr.にもちゃんと申し送りじゃないけど、仕事の進め方を伝えてるようですね。ああ、話しているうちに思いましたが、最近すっかりJr.の面倒を見なくなってしまいましたね。
大村:そうですか。それはむしろいい具合に世代交代が回りだしたのかも知れませんね。
山口:ああ、そうですね。そうかも知れません。
大村:このままでいくと、メンバーはどんどん若返っていくのでしょうか?
山口:いえ。確かにJr.のことは全国の方からも注目して頂いてるのですが、私としては、子育てを終えた方が復帰してこそアンサンブル'90の流れが完結すると考えています。Jr.だった人がいずれ主力メンバーとなり、やはり女性が多いので結婚して出産を経験してしばらく離れたとしてもまた必ず戻ってくる、というサイクルができることがアンサンブル'90の完成図なんです!
大村:おお、それは素敵な話です!
山口:なかなか、簡単にはいかないですが、今はその途上ですね。今回のメンバーにも復帰組がいますが、これが当たり前!という雰囲気を作りたいですね。しばらく吹いてなかったからと遠慮する方が多いので「そろそろ戻ってみようかな」と思ったら本人はもちろん周りも気持ちよく迎えられるようにしていきたいですね。
大村:これはすごく大きなことですね!是非実現して下さい。
山口:そうすると本当の意味で回り出すと思うんです。
大村:その通りだと思います。でも結成当時の方はその山口さんの思いをご存知なんですか?
山口:はい知ってます。
大村:じゃあ、皆さんもそのつもりで今はその機会を探している段階なのですね。
山口:そうだと思います。もちろん結成時の後のメンバーも同じです。たまに会う機会もあるのですが、その度に「まだかなあ〜」「もうちょっと!」なんて話してます(笑)。
大村:もう後3年程で20周年だし…
山口:そうそう、その辺で「20周年だから〜」ってバッと集めてそれをきっかけに復帰してもらえたらいいなと思ってます。
大村:アンサンブル'90の記念碑的な20周年になることを期待しています。本日は貴重な時間をありがとうございました。

2007年5月 大村友樹

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